2008年のお知らせ

二子芋の頭「北上市」

岩手で里芋と言えば北上の二子芋が有名、だが二子芋の頭はあまり利用されていない為何とかして北上の特産品としてこの二子芋の頭を売り出したい、頭はそのままの状態での保存は無理なので、プラザのキッチンセンターでペースト状にして冷凍できないものか?との問い合わせがあった。何とか協力したいと思い、北上から150kの二子芋の頭を頂き、皮を剥き蒸してメンチにかけ1kずつ真空包装をして急速冷凍をかけた。見た目より凄く味が良いしこれなら色んな料理が出来そう。そんなペーストが完成した。今年もあと1日と迫りアッと言うまの1年間だった。来年も色んな生産者にお会いし頑張っている生産者を応援したいと思っています。

江刺産丹波黒豆「江刺広瀬」

もう少しで平成20年も残りわずか。我が調理場ではお正月用のお節料理の仕込みに入ろうと思い。10月に畑を見せさせて頂いた。江刺産丹波の黒豆、野村博久さんが真心込めて作った黒豆を袋から出した。大きく黒々とした素晴らしい豆だ。これはいいな~、我々も気合を入れ、野村さんの気持ちになって大事に煮ます。

光の剣「江刺愛宕」

先日松川青果の営業総括MGR松川良之さんから江刺に大変珍しい「光の剣」と言う葱を栽培している人がいるとの情報、葱に関して一目置かれている葱の達人「菊池新一」さん、光の剣とは名前だけでもう興味を惹いた。
どんな葱かと言うと太く大きい先が剣のように見える、先ずはホテルに帰り、炒め、煮る、と色々食べて見た。通常の葱と比べると非常に甘くて辛味を申し分が無いが少し風味が無いような気がした。これはこれでどんな料理に合うか色々試食を重ねこの葱の持っている最高の味を出してみたい。

江刺金札米

今年度の江刺金札米を決めるのに随分と時間がかかった、
江刺は米どころ、さすが美味しいお米と言われたく何度も試食を重ねようやく今月の後半に決まった。米を手にとって見ても農協で食味を調べても最高なのだがどうも俺の舌が納得できなかった。原体ファームの菊池さんが精米を少し変えて持ってきてくれた、精米でここまで変るのか、と米の深さを知らされた。
今年の米は原体ファームの「ひとめぼれ」に決定。

ツルクビとモズク蟹「一関市川崎」

前々から一関市川崎の幻の里芋と言われる「ツルクビ」と北上川で今、収穫量が激減している「モズク蟹」の情報を得た時からこれは是非見たい、食べたい、この俺の舌に乗せてみたい、と思う気持ちが高くなり日程を調整し川崎に行って来た。今日は朝からドシャブリの雨で大丈夫かな?と心配になり振興局の佐藤さんに電話をしたら船も用意して待っていますとの事、ヨシ、では出発進行、奥州市から車で30分一関の川崎市所に立ち寄り、農業活性センター長、小野寺保明さんと副所長の佐藤賢治さんにそれぞれツルクビとモズク蟹の説明を受けカニ漁「モズク蟹」を見に北上川に行った、千葉庄平さんが雨の中、舟を操り川に仕掛けた網を上げている、今日の収穫は?いつもより獲れたと言っていた。そのカニを持って、奥さんが料理する、農家レストラン、ぬくもり、で、かにばっと定食、頂いた。「モズクカニと小麦粉を水で練ったすいとん」美味しいおにぎりが付いている。カニの独特の風味と自家製野菜そしてツルクビが入っている。ツルクビのこの美味しさはなんと表現したらいいのかモチモチ感がありねっとりしていて柔らかくさすが幻の里芋だ。

落花生「江刺広瀬」

江刺産丹波黒豆を生産している野村博久さんから電話がありそろそろ落花生が食べ頃ですと聞いて、早速広瀬の野村さん宅に行って来た。原木のナメコ、蒟蒻芋、慈姑、葡萄、林檎、里芋、ミニトマト、何でもござれと言わんばかりのよう畑には様々な野菜がある、まるで「畑付野菜のスーパーだ」これもあれも欲しい物ばかり、だが今日は落花生と決めてきたので、落花生畑に一直線、乾燥したピーナツは食べるが茹でて食べる事は殆んど無かったのでとても興味がある。畑から落花生を抜くと豆が一杯付いて来て子供のように喜んで見とれてしまった。野村さんから1時間ほど蒸してから食べると丁度いいと言われたのでとても楽しみだ。秋のツマミは茹でた落花生で決まり。

十文字米「北上市口内」

今日は北上「きくすい」で使用している、十文字米の生産者の菅野幸蔵さんの所へ「きくすい」千葉料理長と一緒に今年度の米の出来具合を見に行って来た。先日の雨で稲に露があり刈り取りが出来ないと言っていた。良い土作りにケイカルを入れ、それと豚糞を入れ更なる美味しい米作りに挑戦している菅野さん、今年の米の出来はどうですか?選別機の下に行く米が無い位、今年はいい米が出来ていると喜んでいた。すかさず昨年は奥さんに梨を頂きましたといったら笑っていた。菅野さんの田んぼに行き稲を見させて頂いた。
見事に実った素晴らしい稲ですね。是非、私個人に売ってくれませんかとお願いをして来た。帰りに豊水梨とジョナーゴールドを二篭ゲットなんか催促したようですみません。今年も北上のきくすいはこの美味い十文字米で行きます。

マコモ茸「奥州市衣川寺向」

岩手ふるさと農協販売課の菅原一弘さんからマコモ茸の収穫時期が来たとの連絡があり、衣川寺向でマコモ茸を試験的に耕作している柏山さんの田んぼに行って見た。今年は3人の方に5?位試験的に耕作をお願いし、この衣川地区に果たして適作かどうか美味しいマコモ茸出来るのか?菅原さんはマコモ茸栽培するに至って「長野市豊野」からカブを分けていただき2年前から試行錯誤しながらようやくここまでたどり着いたらしい。そのマコモ茸をその場で食べて見た。甘い、火を通すともっと甘くなりそうだ、今まで使用していたマコモ茸はこれを食べると使用できない位味に開きがある。菅原さん良くぞここまでしましたね。ホテルのマコモ茸はこれに決定だ。

夏苺「北上市和賀町」

ケーキ用に最適な苺があるとの情報があり北上の和賀町の有限会社「北一農」に行き常務の伊藤公夫さんにお話を伺って来た。ハウスの中はとても広く今朝苺を収穫したばかりだが広々したハウス内は緑色の苺の葉が綺麗で心地がいい。栽培は高設土耕栽培で苺の品種はサマールビー、ヤシの殻と軽石が入れてあった。3月~4月に掛けて定植し5月~2月頃まで収穫できると言っていた。ハウス内で夏苺を食べて見た。甘いケーキには非常に合う酸味と上品な味がする最高です。  

江刺産丹波黒豆「江刺広瀬」

江刺で丹波の黒豆を生産している人がいるとの情報があり江刺区広瀬の野村博久さんの畑に行って来た。大豆畑に行く途中に林檎に梨そして里芋やら、色んな野菜があった。最初は失敗ばかりでなかなか品質が良くそして大きな黒大豆には成らず、ようやく大きく、そして納得出来る黒大豆が出きるまでになったらしい、農家の人達の努力には本当に感服します。又、連作障害の事で、様々な害虫、カメムシ、油虫等がここは良いと思うと居ついてしまい、連作障害に合うと言っていた。3年事に圃場を代えるのもその為らしい。害虫も賢い奥さんが煮たその黒豆を食べさせて頂いた。大きくそして美味しい黒大豆、今年の黒豆は江刺産の丹波黒豆に決定。

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