キクラゲ「陸前高田」
振興局の佐藤明子さんの紹介で岩手陸前高田産の北限の柚子をお節料理に使用させていただいた、その時購入先でもある「きのこのSATO」販売株式会社代表の佐藤博文さんが柚子と一緒にキクラゲを持って来てくれ、そのキクラゲを見た瞬間ビックリと驚きだ。この大きさといい、肉厚さといい、佐藤さんに電話をして詳しい話を聞きたいと言ったらメールを頂いたので紹介します。東北生まれで三陸育ち、高田松原海岸の松林が見え、海鳴りが聞こえる場所で磯の香りがする浜風を浴びながらじっくりと育った、きくらげはとても肉厚で、表面はコリコリ中はグニュグニュとした食感は絶妙です。昨秋の東京ビジネスサミット2008に於いて、全国より集まった780社の中から、食・アグリビジネス部門賞を受賞し、更に、六つの部門賞の中から大賞に選ばれました。食の安全が取り立たされる中、無農薬栽培による安全・安心な国産きくらげは、地域の活性化の起爆剤になりえるという評価を頂きました。また、今までのきくらげの殆どが中国より乾燥した状態で輸入され商品化されており、生鮮としての本格的な流通は国内では先駆けとなっています。きくらげは、夏きのこで暑さに強いきのこですが、きのこのSATOでは一年を通して供給出来る様冬期間の発生を研究しており、来期には冬期間でも生きくらげを出荷できる予定です。