【陸に上がった共徳丸】
早いもので、東日本大震災から丸10年が経とうとしています。
2月に入ってからは、ニュースで取り上げられる機会も増えてきましたね。
東日本大震災以降、毎年恒例となっておりますが、今年も藤城清治さんの「陸に上がった共徳丸」の絵をフロント脇に飾らせて頂いております。
藤城清治さんとは?
日本の影絵作家さんです。
自ら編み出した方法で、カミソリと数百色のカラーフィルターを操り、こびとや猫などの愛らしいモチーフから、聖書や童話の世界、風景画など幅広いテーマで独特の世界を創り続けている作家さんです。
この絵の舞台は東日本大震災の被災地「気仙沼」です。
題材になっているのは、東日本大震災の津波によって800メートルも陸に押し流された第18共徳丸(全長800m、総トン数330トン)。
当時89歳だった藤城さんが、実際に気仙沼に行ってスケッチをして描かれたものだそうです。
多くの方に見て頂くことで、いつまでも震災のことを忘れずにいて欲しい・・・との想いから、水沢農薬の佐藤剛社長が毎年貸して下さっているものです。
先日も福島・宮城を中心に大きな揺れを感じる地震がありました。
東日本大震災から「10年」という1つの節目ではありますが、震災のことを忘れずに、今後の生活に活かして行きたいですね。
こちらの絵は3月11日頃まで飾らせて頂く予定です。
プラザイン水沢にお越しの際は、是非ご覧下さい。